自民党と立憲民主党の違いですが、憲法については、自民党は「改憲」で立憲民主党は「論憲」と言っています。
自民党のスタンスとしては、自党の憲法改正案に「改憲」しようということ。
そして、それを数で押し切って「多数決」で決めようという感じです。
立憲民主党のスタンスとしては、まだまだ国民の間で納得ができるような草の根の対話が進んでいないから、まずはそこから始めましょうということ。
そのような「論憲」の結果として改正案を決めても遅くないという感じです。
ましてや、早急に強引に数で押し切って「改憲」するのは本来の民主政治に反すると考えています。
立憲民主党の「綱領」の冒頭には、こう書かれています。
「立憲民主党は、立憲主義と熟議を重んずる民主政治を守り育て、人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党です」
「論憲」とは、「熟議」を重んずる立憲民主党らしい、自民党とは違う考え方だと思います。
私個人としては、その「論憲」に賛同しています。
参院選は、直接政権交代を起こす選挙ではありませんが、「改憲」か「論憲」かの方向性に与える影響は大きいでしょう。
短期的な政策も大切ですが、国政選挙においては、各政党が日本の行く末をどう考えているかをよく見て、投票するべきだと思います。
参考までに、立憲民主党と自民党の「綱領」のURLをご紹介します。
・立憲民主党「綱領」
・自民党「立党宣言・綱領」
なかなか目にすることは無かったという方が多いと思いますが、比べてみると、かなり雰囲気が違うと思いませんか?
※あくまでも個人的な見解です。