昨日6月22日に参議院選挙が公示され、各候補者の選挙活動がスタートしました。
マスコミやネットでも話題になっていますが、各政党の違いがわかりにくいと感じている方も多いようです。
私は、一市民としては、立憲民主党の選挙活動をボランティアでお手伝いしています。
そこで、自民党と立憲民主党の違いについてお話したいと思います。
もちろん、あくまでも個人的な意見です。
まず、自民党は「大企業・富裕層」を重視し、「人を雇う側」の代弁者だと思います。
それに対して、立憲民主党は「労働者・庶民層」を重視し、「企業・団体に雇われる人」の代弁者だと思います。
よく知られていることですが、自民党は経団連などの経済団体、立憲民主党は連合などの労働団体との結びつきが強いです。
個別の政策は、その時点での社会状況によって変わるものですが、政党が「誰を代弁しているか」は根本的には変わらないものです。
それぞれの政党が「誰を代弁しているか」によって、例えば、景気対策として減税しようとする場合、「法人税」か「消費税」かという選択に違いが出てくるでしょう。
私は、一人のキャリアコンサルタントとして、「企業・団体に雇われる人」を応援したいと思っているので、立憲民主党の党員として活動しています。
ただし、私は、キャリアコンサルタントとしては、「人と組織をWin-Winの関係に導くこと」を使命と考えて仕事をしてきました。
労働者が幸せになるには、企業が適正な利益を確保することも大切です。
だから、政治においても、「企業と労働者がWin-Winの関係になる政治体制」を実現することが必要だと思っています。
ところが、現在は、自民党の実質的な独裁体制が続き、「企業・富裕層重視」に偏ってしまっているように感じています。
ですので、その偏りを是正するためには、「企業・団体に雇われる人」の立場に立った「強い野党」が軸となって、政権交代を実現することが必要だと思います。
現在は、自民党が一強となり、「企業・団体に雇われる人」の代弁者になる政党が分断され弱体化しています。
ですので、「企業と労働者がWin-Winの関係になる政治体制」を実現するには、今こそ、自民党に対峙できる「労働者・庶民重視」の政党勢力を成長させることが必要だと思います。
もちろん、「労働者・庶民重視」に偏り過ぎてしまった時は、自民党のような政党勢力に政権交代すべきでしょう。
そのような国民の総意に沿った「健全な政権交代が起こりうる政治体制」を確立することが、今の日本にとって最も重要な課題だと思います。
今回の参院選の茨城選挙区では、「企業・団体に雇われる人」の代弁者である、連合茨城・立憲民主党・国民民主党の2党1団体が結束して、堂込まきこさんを推薦しています。
それは、党や団体の違いを越えて「労働者ファースト」で考えれば、今の政治状況において最善の選択だと思います。
個別の政策の違いを見ること大切ですが、国政選挙においては、そもそも各政党が「誰を代弁しているか」をよく見て、投票すべきだと思います。