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哲学とは「学ぶ」ものではなく「創る」もの

「哲学を~」と聞いたとして、~のところには、パッとどんな言葉が浮かんできますか?

たぶん、哲学を「学ぶ」とか「勉強」するとか、そんな言葉が浮かんでくるという方が多いのではないでしょうか。

私が大好きなフランスでベストセラーになった哲学絵本は、「哲学してみる」というタイトルになっています。

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「哲学してみる」という言葉は、あまり聞かないと思いますが、どういう意味なのでしょうか?

私は、哲学は「学ぶ」ものではなく「創る」ものだと思っています。
私にとって、「哲学してみる」とは、自分の頭で考えて「My哲学を創る」ことなんです。

先に書いた哲学絵本はシリーズ物になっていて、「哲学してみる」の後に「愛すること」など色々な哲学的テーマの絵本が続けて出版されています。
全ての絵本には、必ず「あなたは?どう思いますか?」と問うページがあります。

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私が言う「My哲学を創る」とは、その問いに対する答えを自分で考えてみるということです。

哲学絵本シリーズの著者はオスカー・ブルニフィエという哲学者ですが、あえて「哲学してみる」というタイトルにしたのは、哲学は学ぶものではなく創るものだという意味合いを込めてのことではないでしょうか。

何となくですが、「学ぶ」と言うより「してみる」と言う方が、哲学を受身ではなく自分事として捉えているような感じがします。

では、哲学を「学ぶ」と「創る」ことにはどんな違いがあるのでしょうか?

あくまでも私の考え方ですが、ざっくりとこちらの表にまとめてみました。

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表を見れば、だいたいの違いがわかると思います。

おそらく、色々な哲学者の思想を研究することが哲学を学ぶことだと思っている方が大多数でしょう。

しかし、学問として研究の対象になっているプラトンとかニーチェとかサルトルなど有名な哲学者達は、他の哲学者の思想を研究したのではなく「My哲学」を創っていたんです。

だから、本当に大切なのは、「哲学を創る(哲学する)」ことだと思います。

哲学を学ぶのではなく哲学を創ることには、次のような3つのメリットがあると思います。

1.誰にでもできる。
たとえ、大学や大学院に行くお金が無くても、生活に追われて時間が無くても、人生での出来事や普通の人々の出会いを通して考えることができる。

2.つらいけど楽しい。
学校や会社の大多数の人たちの考え方に合わせる方がラクかも知れませんが、本当に自分にとって何が大切かを自由に考えることは、とても楽しいことです。

3.自信を持って生きられる。
自分の力で創り上げた「My哲学」が信念となり、人生で何かの選択を迫られた時に、自信を持って決断できるようになります。

もちろん、「My哲学」を創るためには、そのための手段として哲学を「学ぶ」ことも必要です。
自分にとって切実な人生の課題について、先人がどう悩んでどんな「My哲学」に辿り着いたのか。
それを知ることは、とても大きな価値があります。
しかし、先人の知恵を単なる教養に収めてしまったらもったいないと思います。

あくまでも自分らしい「My哲学」を求めていく姿勢をもって生きる方が、より人生が豊かになることでしょう。

※参考文献