ソーシャル・キャリアコンサルタント 五十嵐郁一 Official Blog

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生命力の可能性を開く、新次元への旅立ち

今日は、とりとめのない独り言のような記事になってしまいますが、自分自身の意識の発達について、想うことを書かせて頂きます。

先日、私が考える死生観と人生の意味について、このブログに書きました。

これを書かなければ新たな年の活動を始めることができない。
なぜか、そんな想いに突き動かされたような感じでした。

少し感傷的に言えば、新たな旅立ちを告げるための、過去の自分の抜け殻に向けた置手紙だったのかも知れません。

昨年は、ケン・ウィルバーの著書「インテグラル理論」との出会いがありました。

一読して、それまで自分の周りに漂っていた濃い霧が、うっすらと晴れかかったような気がしました。

ここでは難しいので「インテグラル理論」の内容に触れるのは控えますが、読んだ後しばらくして、自分が新たな発達の段階に移行しつつあるのを感じました。

インテグラル理論」で云う、第一層(生存の段階)から、第二層(存在の段階)への移行、旅立ちです。

第一層(生存の段階)とは、自己中心的、個人主義的な意識・思考のレベルです。

第二層とは、統合的でホリスティックでトランスパーソナルな思考・意識のレベルです。
人類の進化の最先端のレベルなので、そこに達している人は全世界の人口の2%にも満たない割合です。

そのため、第二層(存在の段階)に移行すると、社会のマジョリティから乖離するので、孤独を感じることもあります。

また、第一層(生存の段階)で生きていた時とは違うレベルの葛藤や苦悩を味わうことにもなります。
同書の監訳者の加藤洋平氏は、それを「実存的な苦悩」と言っています。

私も、今まさに、その「実存的な苦悩」を味わっているところです。

加藤洋平氏は、同書のあとがきにこう書いています。

さらに、残念ながら、現代社会において、そうした高次元の発達段階の人々を精神的に支援する枠組みが不十分です。
こうしたことからも、高度な次元に発達することが一概にも良いことだとは言えないという点が見えてくるのではないでしょうか。

この文章には深い共感を覚えました。
本当にその通りだと思いました。

では、私は、あえて第一層(生存の段階)に留まっていれば良いのでしょうか?

しかし、今は、新たな発達の段階に旅立つ衝動を抑えられないと感じています。

それは、大げさに言えば、人智を超えた宇宙の進化の導きの現われなのかも知れません。

カウンセリングの神様と言われたカール・ロジャースは、晩年には、このような思想に辿り着きました。

この宇宙には、絶えず進化に向かっていくある傾向が存在している。

人間に絶えず複雑さへ向かっていく『実現傾向』が備わっているのも、それがこの宇宙そのものの進化の一部であるからだ。

※出典:「カール・ロジャーズ入門―自分が“自分”になるということ」

カール・ロジャーズ入門―自分が“自分”になるということ

カール・ロジャーズ入門―自分が“自分”になるということ

  • 作者:諸富 祥彦
  • 出版社/メーカー: コスモスライブラリー
  • 発売日: 1997/10/01
  • メディア: 単行本

おそらく、私の心の底から湧き上がってくる新たな発達の段階に旅立つ衝動は、カール・ロジャースの云う「実現傾向」なのでしょう。

結局のところ、私の心の声は、「どうなるかわからないけど、もうどうしようもない。行くしかない・・・。」という感じですね(笑)。

たとえ孤独な「実存的な苦悩」に向き合わなければならないとしても、新たな発達の段階に向かって、ワクワクしながら旅するしか道はないのでしょう。

これから「インテグラル理論」もガイドにしながら、第二層(存在の段階)の意識・思考による統合的でホリスティックな活動を通して、少しでも社会に貢献したいと思います。

自らが理想とする「人としての望ましい生き方」を、自らの人生で試行し、その成果を「大いなる命」に還元するために。