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新年あけましておめでとうございます。
昨年は、宇宙の中で、1年かけて太陽の周りを1回転するという長旅を一緒にしてくれてありがとうございました。
そのスピードは約時速10万キロ。移動した距離は約9億4千2百万キロメートルです。
これから、また一緒に1年かけて、宇宙の中で太陽の周りを1回転する旅をしていきましょう。
人や企業や国ごとに、全く違うことをして過ごしているようでも、宇宙から見れば、地球上で生きる私たちは、いつも一緒に同じ方向に向かって旅をしていたのです。
地球の上で別々の道を歩いているつもりでも、皆んなで太陽の周りを1回転する旅をしている訳ですから、別々に見えても結局は同じ道なんだと思います。
お正月ということで初日の出をご覧になった方も多いと思いますが、「満地球の出」を一緒にご覧頂ければと思います。
改めて見ると、月との対比で、より地球の美しさが際立って見えませんか?
私は、今、平和な状況で文章を書いていますが、この瞬間、この地球上で、多くの人々が亡くなっているのも事実です。
そして、そのそれぞれの痛みというものは、想像もできないほど痛ましく苦しいものでしょう。
でも、外側から地球という星を見つめれば、例えようも無く美しい。
地球の青さというものは、悲しみさえその中に取り込んだ、調和の美しさなんだと思います。
まだ私たちは地球の外で生きることはできず、この星で片寄せ合って暮らすしかないと想うことも大切でしょう。
そこから、自ずと「利他」の精神も育っていくのではないでしょうか。
その中で、色々なことに挑戦していけば、失敗も葛藤も悲しみもあるでしょう。
でも、それも宇宙から見れば、地球の美しさの中に取り込まれているように思えます。
一見、矛盾や理不尽なことに出会ったとしても、方向さえ間違わなければ、結果として良い旅ができるはずです。
今年も、皆様にとって幸せな一年になることを祈っています。