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「なんとなくマネジャー」にMBAがおススメする3冊の本

「日々、なんとなく仕事をこなしているけど、マネジメントってこんな感じでいいの?」

会社の管理職の方とお話すると、そのような想いを抱えている方が、意外と多くいらっしゃいます。

特に、若いなりたての課長さんクラスの方は、自分のマネジメントスタイルに疑問や不安を感じながら、人知れず悩みを抱えがちのようです。

会社によって、新任のマネジャー向けの研修が充実しているところもあれば、そうでないところもあります。

でも、優秀だからマネジャーに任命されるので、たとえ「なんとなく」でも、自分なりにプレイヤーからマネジャーへの試練を乗り越えることができるのでしょう。

そんな方のために、「なんとなく」から、「プロフェッショナル・マネジャー」への道を、自信を持って歩み始めるための本を、3冊紹介します。

実は、私もサラリーマン時代は、長い間「なんとなくマネジャー」でした(笑)。
そして思い悩んだ末に、意を決して大学院に通いMBAの学位を取得しました。
なので、どれも自分が苦労した実体験からおススメできる本です。

まず1冊目は、こちらです。

ベーシック会社法入門<第7版> (日経文庫)

ベーシック会社法入門<第7版> (日経文庫)

いきなり「会社法」ですか?
という感じかも知れませんが、意外と、「そもそも会社って何なの?」という問いに答えられる方は少ないようです。

あくまでも、マネジャーの役割とは、会社の仕組みに沿ってマネジメント(管理)を推進することです。

だから、会社の仕組みの基本を熟知するのはとても大切なことです。

この本は、タイトル通り、わかりやすく「入門」できるのでおススメです。
「入門」とは言っても、日々のマネジメントにおいては充分な内容を網羅しています。

2冊目は、こちらです。

だいぶ前にこのブログでも取り上げた本ですが、改めてご紹介しておきます。

書名に「科学する」とありますが、学術的な本ではなくページ数も適度な新書です。
とても平易な文章で、経験の浅いマネジャーにとって大切なポイントが、簡潔に書かれています。
また、書かれている内容については、企業の現場で働くマネジャーを対象とした「科学的」な調査から得られた知見が元になっているので、日々の仕事のヒントにできる実践的なものになっています。

最近課長になったばっかりという方はもちろんですが、ある程度マネジャーとしての経験を積んだ方にも、基本から見直すという意味で、おススメの本です。

3冊目は、こちらです。

マネジメント入門---グローバル経営のための理論と実践

マネジメント入門---グローバル経営のための理論と実践

  • 作者:ティーブン P.ロビンス,デービッド A.ディチェンゾ,メアリー・コールター,高木晴夫
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2014/07/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 こちらは、世界中の大学のマネジメント科目で使われている「教科書」を、日本向けにアレンジした本です。

やはり、タイトルに「入門」とありますが、上の2冊に比べると、かなり分厚く読みごたえがあります。

でも、頑張って読んでみる価値は大きいと思います。

それは、まさにグローバルスタンダードの「教科書」なので、マネジメントを「体系的」に学ぶことができるからです。

今まで、「なんとなく」やってきたマネジャーとしての仕事を、「体系的」に理解することによって、本来なすべき役割を明確にすることができます。

つまり、「なんとなくマネジャー」から、「理論と実践を統合したプロフェッショナル・マネジャー」に一歩踏み出すことができるということです。

もちろん、プロフェッショナル・マネジャーへの修行は長い道のりです。
すぐに完璧にできるわけではありません。

しかし、「この道でいいのか?」と不安を抱えながら歩くよりは、正しい道を歩んでいるという自信を持っていた方が、色々な試練を乗り越えやすいでしょう。

2冊目の著者の中原先生は、こう書いています。

「マネジャーになって直面する課題は、決して『ひとりの課題』ではなく、『みんなの課題』です。時に悩んだり、つまずいたりすることもあるのは、決して、あなただけではありません。そのような課題に直面したとしても、うろたえず、現状を振り返り、原理・原則に配慮しつつ、次のアクションを決めていく。そのことから逃げないでれば、きっとポジティブな方向に向かうのではないかと僕は信じています。」

そのために、私の経験上、実際に役に立った本を3冊選んでご紹介しました。

もちろん、まだまだ良い本は数多くあると思いますが、だまされたと思って(笑)素直に上から順番に3冊読んでみると、きっと何か得るものはあると思います。