ソーシャル・キャリアコンサルタント 五十嵐郁一 Official Blog

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相手の「ストーリー」を見ればストレスが減る

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※画像はイメージです

テレビドラマでも映画でも、ストーリーものを途中から見ると、登場人物のセリフの意味もイマイチわかりにくいですよね?
まあ、わからなくて当たり前なんですけど(笑)

これには、きっとあなたにもうなずいて頂けると思います。

でも、あなたの日常生活に現れる登場人物に対してはいかがでしょう?

例えば、相手の言う事ややることが理解できない時、「わからないのが当たり前」と考えられますか・・・?
逆に、その事がストレスになったりしていませんか?
「この人、なんでこんなこと言うんだろ?訳わかんなーい」という感じで(笑)

実は、良く知っていると思っている人でも、あなたにとっては、「途中から見始めた連続ドラマの登場人物」に過ぎないんです。

あなたの見えないところで、その人が主人公の、生まれてからあなたに出会うまでのドラマが繰り広げられてきたのですから・・・。

NLPと呼ばれる心理学的な理論では、「経験が言葉の意味を作る」というような考え方をします。
最近では、キャリアコンサルティングの理論でも、「キャリアとは、人それぞれの物語である」という考え方が広がっています。

例えば、「失敗」という言葉でも、ある人にとっては「恥ずべき事」であったり、別の人にとっては「成長の機会」であったり、意味が異なる場合が多いものです。

その違いがどこからくるかと言えば、その人なりの過去の経験からなんです。

子どもの頃から勉強が良くできて、厳しい家庭で育ったAさんは、もしかしたら失敗という言葉に「恥ずべき事」という意味付けをするかもしれません。
逆に、過去に失敗してもチャレンジしたことを褒められた経験があるBさんは、むしろ「成長の機会」という意味付けをするかもしれません。

Bさんが失敗したときに、Aさんからその失敗を非難されたりすると、「なんでそんなに文句言ってくるんだ!」とストレスを感じるでしょう。
Aさんのほうは、失敗しても落ち込まないBさんを見て、「なんて悪びれないヤツなんだ!」と思うかもしれません。

しかし、人によって人生経験は全く異なる訳ですから、ある意味、他の人のことは「わからなくて当たり前」なんですよね。

では、わかり合うにはどうしたら良いのでしょう・・・。

あなたは、テレビの連続ドラマを途中から見始める時、何をしますか?

そう、前回までの「あらすじ」を知ろうとしますよね。

理解しがたい相手がいたとしたら、同じように、その人の人生ドラマの「あらすじ」を知れば良いんです。

それがわかれば、相手のセリフの意味もグッと理解しやすくなるでしょう。

しかも、それはとても簡単な事なんです。
ドラマの登場人物と違って、現実の相手には直接聴くことが出来るからです。

もちろん、プライバシーにズケズケと踏み込むのは良くないかもしれませんが、その人だけの「過去のストーリー」に適度な関心を持つことは、相手の方にとって決して嫌なことではないはずです。
無関心よりも、自分に興味を持ってもらえる方が、人は嬉しく感じるものです。

そして、あなたの物語の「あらすじ」も、相手の方に話してみると良いでしょう。

特に、自分の弱みや失敗談を語ると、相手の方がより親しみを感じてくれます。
すると、相手の方も、安心して自分の弱みや失敗談を話しやすくなります。

そんな感じで、お互いに「今までのあらすじ」を分かり合えれば、一緒にこれからの「未来のストーリー」を作りやすくなるでしょう。