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大ヒット!ロングラン上映決定「がんと生きる言葉の処方箋」

ゴールデンウイーク前に、このブログでご紹介したドキュメンタリー映画「がんと生きる 言葉の処方箋」が公開されました。
※過去記事は、こちらをご覧ください。

封切前から堂々と「名作」だと決めつけてしまったので、内心、反響が少し心配だったのですが・・・(笑)

私が大ヒット間違いなしと予想した通り、 映画通の聖地とも言われる新宿武蔵野館では、初日からずっと満席が続いています。

当初の上映予定では5月9日(木)で終了でしたが、昨日、ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットとなったため、5月16日(木)までの延長が決定しました。

詳しくは、新宿武蔵野館のWebサイトをご覧ください。

ほとんどオンライン予約で瞬時に席が埋まってしまう状況が続き、当日来館しても見られない方が多かったそうです。

私も、昨日、やっと鑑賞することができました。

まだ観ていない方のために、感想については「ネタバレ」にならないように詳しくは書きませんが、やっぱり期待通りの「名作」でした。

野澤監督は、過剰な演出を排し、主人公となった方々の「がんと生きる」姿を、丹念に誠実な姿勢で映し出しています。
だからだと思いますが、作り物ではないがん患者の方々の真摯に生きる姿が、すっと心の中に入ってきました。

そして、映画を観終わった後には、「生きる希望」が静かに湧き上がってくる感じがしました。

主人公の皆さんは同じ病を背負っていますが、「がんと生きる」生活そのものは、それぞれ違います。
映画の中では、患者さんがおかれた状況に見合った「言葉の処方箋」が渡されます。

色々な「処方箋」が出てきましたが、私にとって、特に印象に残ったのはこちらです。

「使命感があれば寿命は延びる」

昔に比べれば、がんは治る病気になってきたようです。
でも、がんの告知を受けたときに、「死」を意識することがほとんどだと思います。
それが自分であれ大切な家族であれ、「死」に直面するのは、とても辛いことでしょう。

しかし、主人公の皆さんは、そんな自分の心の痛みを克服して、さらに、他の苦しんでいる人のために、その辛い気持ちを吐き出せる「カフェ」を作る活動をしていました。
それぞれが、「使命感」を生きる糧として、がんと共に、日々の生活を淡々とそして真剣に送っていました。

本作は、観る人に、「命の使い方のヒント」を教えてくれる映画なのかもしれません。
私は、映画を観終わって、そう思いました。

上映後のサイン会で、野澤監督と樋野先生からプロダクションノートにサインを頂きました。
野澤監督のサインには、「使命」と書いてありました・・・。

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上映中に、客席から、微かなすすり泣きのような声も聴こえてきました。
もしかしたら、がんの経験がある方の声だったのかも知れません。

本作を観て、何を感じるかは人それぞれだと思います。
観る方の生きざまによって、心に刺さる部分も違うと思います。

ご自身やご家族が、がん患者である方はもちろんですが、そうでない全ての方々にも、ぜひ本作を観て頂きたいと思います。
それは、死生観を磨きより良く生きるために為すべきことを考え直す機会を、本作が与えてくれるからです。

主人公の方にとって、ドキュメンタリー映画に出演して自分のプライバシーを公にさらすのは、とても勇気がいることだったと思います。
それでも、自分が映画に出ることで何かを伝えたいという「使命感」があったからこそ、撮影を受け入れたのでしょう。

私は、本作に映し出された主人公の方々の姿から、「人間の生命力の強さ」を感じることができました。
そして、日々の暮らしの中で、「いのち」を慈しむ気持ちがより強くなりました。

出演して頂いたがん患者の皆さんの勇気を最大限に活かすためにも、より多くの方に本作を見て頂けることを願っています。