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キンコン西野から学ぶ、「報われる努力」の公式とは?

以前、キンコン西野さんの絵本『チックタック~約束の時計台~』を予約したときの想いをブログに書きましたが、手元に届いたので読んでみました。

チックタック 約束の時計台

チックタック 約束の時計台

  • 作者: にしのあきひろ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/04/18
  • メディア: 単行本

私は50代のおっさんですが、読み終えて、「うるっ」と目頭が熱くなってしまいました・・・(笑)

信じ続けること、あきらめないこと。
そういうのって、やっぱりいいなって思えました。

ネタばれになるので、詳しくは書きませんが・・・。
絵もすごくキレイだし、いい絵本だよ~、とだけ言っておきます。
「絵本」というより、「読む映画」という感じでした。

キンコン西野さんは、『チックタック~約束の時計台~』で、「努力はいつか報われる」というメッセージを伝えようとしています。

では、努力とは報われるものなのでしょうか?

私の答えはYESです。

しかし、無条件にというわけではなくて、私が考える以下の公式の値が高い場合です。

行動量×信念×戦略合理性=努力が報われる可能性

つまり、報われる努力と、そうでない努力があるということです。

「行動量」とは、夢や目標の実現に向けて実際に行動した時間などの量です。
「信念」とは、実現できることを信じる気持ちの強さや、情熱のような感情の強さなどです。

この二つは、わりとわかりやすいと思います。

ちょっと難しいのが、「戦略合理性」だと思います。
例えば、だいたい次のようなことを考えているかどうかです。

  • 自分が掲げている夢や目標が、独りよがりではなく、世の中の流れなどに合っているか?
  • 夢や目標を達成するために、どのような実行プランを立てるか?
  • これから着手しようとする行動は、どのような結果をもたらし、その次にどんな打ち手を準備しているのか?
  • 実行プランの正しさを裏付ける根拠はあるのか?

このようなことを考えていないと、例え「行動量」が大きくても、「的外れな努力」になってしまい、報われずに終わってしまう可能性が大きくなってしまいます。

頑張って努力しているのに報われない。

そう言う人は、上記の公式において、「戦略合理性」が欠けている場合が多いようです。

日本の歴史の中で、最も悲惨だった「報われない努力」は、太平洋戦争だと思います。

私が言うまでもなく、当時の日本兵や国民の方々の、戦闘時の「行動量」や勝利への「信念」は、凄まじく高いものでした。

しかし、米国との開戦など、「戦略」はことごとく誤っていました。

当時の軍部の戦略性の欠如については、「失敗の本質」という本に詳しく書かれているので、ぜひ読んで頂きたいと思います。
今の日本にも当てはまる内容です。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

実は、キンコン西野さんも、的確な時代認識を持ったうえで、凄まじい努力をしている方なんです。
ブログでこんなメッセージを発信しています。

それは、『報われる頑張り方が変わった』ということです。

高度成長期というは「正解のある問題」を解く季節で、その問題というは『暗記』と『反復訓練』で突破できるものでした。
正解の「頑張り方」があって、その頑張り方どおりに頑張れば頑張るほど結果が出る季節でした。

ところが、時代は成熟期に入り、正解は一つではなくなり、それまでの頑張り方がまったく通用しなくなりました。
にも関わらず、高度成長期時代の正解の頑張り方で頑張り続ける人が後を絶たず、「これだけ頑張っているのに、なんで報われないんだ」という目に遭い、そんなことを何年も続けていくうちに、この国は「頑張っても無駄だ」という病にかかり、今、『希望』を見失いつつあります。

これは、本当に正しい時代の捉え方だと思います。
特に、若い方ほど、時代の変化を良く見たうえで、どのように努力するのかを考えてから行動すべきだと思います。

私は、キャリアコンサルタントとして、若い方々が希望を持ってキャリアを積んでいくために、キンコン西野さんは良いお手本になると思っています。

西野さんは、この「努力の公式」の値が高く、結果も出しているからです。

行動量×信念×戦略合理性=努力が報われる可能性

西野さんが主宰するオンラインサロンは、会員数が2万人を超えていますが、入会するといい勉強ができると思います。

夢を実現するためには、どのくらいの「行動量」が必要なのか?
人の共感を呼ぶ「信念」とは、どのようなものなのか?
夢を実現するために、有効な「戦略」を立てるには、どう考えればいいのか?

西野さんは、オンラインサロンで、このようなことをリアルタイムで発信しています。
会員限定なので、マスコミに出ていることの背景にある、「ウラの考え」を知ることができます。

特に、若い方は、親や先生の背中を見ていると、上に書いたような「高度成長期時代の正解、頑張り方」に染まってしまうリスクがあります。

もちろん、今まで頑張って日本を支えてきた大人の皆さんは、それぞれ素晴らしい方々です。

ただし、こらからの時代の変化を、広い視野から自分の目でよく見て、良いお手本となる方を探して学ぶことも大切だと思います。

繰り返しになりますが、私も、「努力は報われる」と信じています。

究極の報いとは、「努力そのもの」の中にあると思うからです。