通りすがりの上野の夕焼け(iPhoneで撮影)
当たり前ですが、人は誰でも幸せになりたいと思っていますよね。
だからこそ、幸せになるにはどんな能力が必要なのかを考える時もあるでしょう。
そして、人はそれを身につけようと色々と努力もします。
でも、絶対に幸せになる為の能力が本当にあるのだろうかって、私は疑問を感じるんです。
それは、経済力かも知れないと思った事もあります。
「でも、私より裕福なはずの家庭で痛ましい事件が起きるのは何故なんだろう・・・?」
それは、異性を惹き付ける力だと思った事もあります。
「でも、とても美しい人と結ばれても、裏切られる事があるのは何故だろう・・・?」
ちょっと、暗い面ばかり見ている気もしますが(笑)
でも、そんな風に色々考えてみると、ある事に思い至ったんです。
本当に大切なのは・・・。
「幸せに“なる”力ではない。幸せを“感じる”力なんだ」
時々、夕暮れの空を見上げる事があります。
別に特別でない通りすがりの場所での、ごく普通の夕焼けの光景です。
でも、そんなありふれた夕焼けを「美しい」と感じられるのなら、それだけで十分幸せな事なのかも知れません。
なぜなら、ありふれた夕焼けは、誰にでも平等に訪れるものだから・・・。
全ての財産や愛する人を失った時にも、そんなありふれた夕焼けは、いつもと同じ様に空を染めて行くから・・・。
これから得ようとしている何かでなく、今ここで手にしているものに、感謝や美しさを感じられるか・・・。
それが、いつでもどこでも幸せでいられる為のカギなんじゃないでしょうか。