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ももいろクローバーZからビジネスパーソンが学ぶべきリーダーシップのポイント

昨年のNHK紅白歌合戦の歌手別視聴率で40・6%を記録し大ブレイク中のアイドルグループ、ももいろクローバーZから改めて気付かされたリーダーシップのポイントを書いておきます。

 

ももいろクローバーZは、2008年の春に結成され代々木公園のストリートライブから活動をスタートしました。
それから、紅白歌合戦に出場することを目標に活動を続け、4年後の2012年にその目標を達成しました。

 

昔に比べれば視聴率も下がってはいますが、テレビ番組としては紅白歌合戦が大舞台であることは確かで、出場するのは大変なことでしょう。

 

では、ももいろクローバーZ(愛称ももクロ)を目標達成に導いたポイントは何だったのでしょうか?

 

色々な要素があったと思いますが、大きなものは、「常に目標を引き上げ、その達成をあきらめないリーダーの存在」ではないかと思います。

 

ももクロのリーダーは、百田夏菜子さんです。
百田さんは、アイドルとしてだけではなく、組織のリーダーとしての存在感が際立っています。

 

それが良くわかるのが、冒頭にリンクを掲載した、2ndシングル発売イベントの動画です。

 

デビュー曲はオリコンデイリーチャート11位になりましたが、次は10位以内に入ろうと努力してきたようです。

イベント中にサプライズで、スタッフから2ndシングルのオリコンデイリーチャート6位という結果が発表されました。

 

メンバーの皆さんはかなり感激の様子でしたが、百田さん(赤い衣装)のコメントが、組織のリーダーとしてとても重要なメッセージになっています。
動画の該当部分は13分以降です。

 

百田さんのコメントは・・・。

 

「デビューシングルの時は11位で惜しくも10位以内に入れなくて、セカンドシングルでは6位で、5位以内じゃないですか。だから、神様ってすっごい目標を私たちに与えてるんだなって話してて。だから、どんどん神様に与えられたものをクリアしながらみんなで頑張りたいと思います」

 

私がこのコメントを聞いて、感心したことが二つあります。

 

一つ目は、6位という結果を聞いて、瞬時ににその結果を新たな目標に転換していることです。

二つ目は、新たな目標へチャレンジしていくことを、やはり瞬時に自分の言葉として発してしていることです。

 

オリコンチャートのサプライズ発表と言う状況で、6位というを結果を新たな目標へのきっかけであると気付き、それを「神様ってすっごい目標を私たちに与えてるんだな」という印象的な言葉で語れるのは、17歳の若い女性としては、とてもすごいことではないかと思いました。

 

百田さんは、オフィシャルブログで紅白終了後にこう書いています。

 

あの時の私達はまさかほんとに叶う日がくるなんてこれっぽっちも思ってなかったからなぁ。

それでもなんだかんだ紅白出場という夢はずっと変えずにやってきてよかったと改めて思いました!

ももクロってかなり頑固だからねー笑

口に出したことは絶対に達成しないと気がすまないといいますか…笑
そーゆうとこあるからさー笑


※出典:
百田夏菜子「でこちゃん日記」http://ameblo.jp/momota-sd/

 

リーダーシップ分野の高名な研究家である、ジェームズ・M・クーゼスとバリー・Z・ボズナーは、著書「リーダーシップ・チャレンジ」の中で、リーダーシップの法則として「やるといったことは、かならずやり遂げる」ことをあげています。

 

百田さんの、「ももクロってかなり頑固だからねー」という発言に、リーダーシップの法則の実践が窺えるような気がします。

やはり、百田さんが「常に目標を引き上げ、その達成をあきらめないリーダー」であったことが、ももクロを紅白まで導いた大きなポイントであったように思えます。

 

また、百田さんをリーダーに据えたマネジメントサイドにも注目すべきだと思います。

 

初代のリーダーは百田さんではなく、高城れにさんでした。
しかし、すぐに高城さんはリーダーの座から降りることになります。

 

そのときのことを高城さんはこう語っています。

 

「悔しくて、どうしてなのか聞きに行ったんですよ。すごく落ち込んで『あぁヤバい。これクビにされちゃう』と思っていたんです。理由を聞かなきゃと考えていた時に、マネージャーさんから『気にしてるんだろ。どうしてなのか教えてあげるよ』みたいな感じで呼び出されて。それで『考えが固すぎる』『あなたは真面目だから、全部をうまくやろうとする。そのせいでかえって自分が出せてない』って言われたんです」

 

※出典:太田出版ケトルニュース
ももクロ高城れに『真面目すぎるから』とリーダー交代の過去」
http://www.ohtabooks.com/qjkettle/news/2012/04/04095528.html

 

リーダー交代の理由は、当時の高城さんが、完璧主義で自分が出せていなかったということだったようです。

 

その後、高城さんは悔しい気持ちを抱えながらも、ももクロから抜けたくないという想いで努力を重ねていきましたが、当時のリーダー交代の理由としては的確なものだったと思います。

 

前出のクーゼスとボスナーも以下のように言っています。

 

「私たちの研究では、リーダーは完璧である事を示すデータはひとつも見つからなかった。リーダーは聖人ではない。彼らは一人の人間であり、他の人々と同じように欠点もあれば失敗もする」

「信頼されるリーダーになるためには、自分らしい方法で自分を表現できなければならない」

 

リーダーには、完璧さよりも大切なものがあるということだったのでしょう。

 

ももクロは、メンバー全員がひたむきに全力を振り絞ってパフォーマンスに臨む姿勢が、「モノノフ」と呼ばれる多くのファンを惹き付けています。

 

組織の活性化を目指すビジネスパーソンも、ももクロが活躍する姿を良く見れば、改めて大切なことに気付かされることが多いのではないでしょうか。

 

最後に、百田さんのブログから、紅白出場が決定した時のコメントを引用しておきます。

 

去年紅白がだめって分かった時のブログで
夢は頑張れば叶うって言葉は嘘かほんとかわからない。
でも頑張って見なきゃその答えさえわからない!

頑張んないでゆめを叶えた人はいないと思うから!
だから私は頑張るっていいました。

うん!
頑張ってよかった!
今日心からそう思えました!

必ず、誰か見てくれてるんですね!

ただ馬鹿正直に目の前のものだけ見てやってきて、
無駄なことなんてほんとに1つもなかった!