「産業カウンセラー」って何する人?
ブログタイトルに「産業カウンセラーの人材育成blog」などと書いてありますが、「そもそも産業カウンセラーって一体なんなの?」と思った方もいらっしる事でしょう。
ここで、ざっと説明しておきます。
「産業カウンセラー」とは、社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する資格です。
1991年に厚生労働省の技能審査として認定されましたが、2001年に当時の行政改革で技能審査が廃止になった為、現在は民間資格という事になっています。
産業カウンセラーの使命を一言で言うと、次の様になります。
「心理学的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を、自らの力で解決できるように援助する」
心理学的な手法とは、主にカウンセリングという事になりますが、一対一のカウンセリングだけではなく、グループワークや、教育的手法も含まれます。
ポイントは、「自らの力で解決できるように援助」という部分でしょう。
カウンセリングには本当に多くの理論がありますが、どれにも共通しているのが、「答えはクライエントの中にある」という考え方です。
(クライエントとはカウンセリングを受ける人という意味です)
また、主な活動領域としては以下の三つになります。
1.メンタルヘルス対策への援助
2.人間関係開発への援助
3.キャリア開発への援助
「カウンセラー」と言うと、良く心理療法と混同される場合があります。
でも、特に産業カウンセラーの場合は、もっと前向きに、ビジネスパーソンとしての成長をサポートすると言うイメージだと思います。
臨床心理士と言う資格も良く知られていると思いますが、産業カウンセラーとの違いは、まさにその部分です。
大まかに言えば、臨床心理士は、心を病んだ方を心理療法でサポートするというイメージでしょう。
しかし、産業カウンセラーの場合は、心の病にならない様に、予防や教育に重点を置いて心の自立をサポートするというイメージになります。
また、より良い職場環境を作るための「人間関係開発」や、より高い能力を発揮できるようになるための「キャリア開発」などの活動領域も、産業カウンセラーにはあります。
だから、その活動は、カウンセリングだけではなく、グループワークのファシリテーターや、研修の講師、コーチング等、かなり幅広くなります。
もちろん、人によって専門分野は異なってきます。
また、産業カウンセラーの場合は、その多くが企業の現場で活躍しているのも特徴です。
私の場合も、泥臭い企業の現場に身を置いていますが、だからこそ、生々しい人の心の痛みが良くわかる気がしてなりません。
現代は、企業間の競争も激しくなり、人に関する色々な厳しい問題が起っていますが、それを心理学的な手法で解決していくのが産業カウンセラーなのです。
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